会社概要

人生このままでいいんだっけ？と
立ち止まったことが始まり。

私は約16年前、もともと人にサプライズをして喜んでもらうことが好きで、総合広告代理店を希望し、株式会社 博報堂に入社しました。
ただ、人生100年時代といわれ、健康寿命も延びてきている昨今。40歳という節目が近づき、今がビジネスマンとしての折り返し地点だと感じた時に、「入社以来がむしゃらに走ってきたけれど、このままでいいのか」と改めて自問自答しました。そして、今後大事にしたいと思える２つのことを思い返したのです。

地域へ元気を届けにいったはずが
たくさんの元気をもらった

１つ目は、私の人生のターニングポイントにもなった東京2020オリンピック聖火リレーです。
2018年から約2年にわたってトヨタ自動車へ出向し、聖火リレーはどのようなものにすれば地域を元気に、ひいては日本を元気にできるか考え続けていました。その後、コロナの感染拡大により1年延期、反対意見もある中で2021年にやっと1年延期で聖火リレーはスタートしました。
不安ながらも、いざ全国各地へ行ってみるとこちらが元気を届けるはずが、聖火ランナーの方々はもちろん、沿道に来てくれた年配の方、子供たちなど多くの方々から、そばに寄った際、マスク越しにあたたかいことば、ご声援をたくさんいただき、逆に元気をもらう毎日だったのです。
私は心から感動して、マスク越しに小声で何度も「ありがとうございます」とつぶやいたのを今でも鮮明に思い出してしまいます。たくさんの知らない土地で、多くの知らない人たちと喜びが通じ合えた感動はこれまで経験したことのない、衝撃とも言える、とてもとても大きなものでした。

年齢は関係ない。
自ら飛び込んでいく。失敗なんてない。

2つ目は、聖火リレー終了後に博報堂へ帰任した際、不慣れなデジタル領域（＝ＤＸ推進業務）に大変苦労した時のことです。
まずはさわってみる（ハンズオン精神）を大事にしている先輩からご指導いただいたことで、『分からないこと』に自ら飛び込み、手さぐりでなんとか進める、そんな悪戦苦闘の日々。任された社内ウェビナープロジェクトは、大苦戦しながらも周りの賢人方のチカラを借り、最後はなんとかやりきることができました。
結果、成果が100点満点だったとは思っていませんが、自分でも驚くほど、思っていた以上に色々な方の役に立つことができ、及第点には達したと実感しています。
この経験で、何歳になっても自分から飛び込み、努力して本気で取り組めば、必ず何かしら報われるという、この先の人生で忘れてはいけない姿勢を学び得ることができました。

これまでの御縁に感謝しながら
とにかく前に進んでみる。

そのような感動体験や成長実感を経たことで、できる？or できない？ではなく、『チャレンジすること』自体が大切なことに気付き、地域のたくさんの人たちに喜んでもらう、元気になってもらうことにこの先の人生の時間（努力、労力）を使うチャレンジがしたいという想いがたぎり、株式会社 Grass Family.を創業することとしました。
ぜひGrass Family.と一緒に「地域を笑顔に、日本を元気に」していきましょう。どうぞ宜しくお願い致します。